20100730211624

ぽっぽ

DovecotにてIMAP/POP3混在環境を作成、デフォルトの環境ですし構築は楽。それは良い。しかし、これらはサーバにデータを保存しておくIMAPと各メーラごとに保存を行うPOP3と管理は反する訳で、どういう挙動をしているのかついでなので調べてみたり。

  • メールはMaildir形式
  • POP3/IMAP共通
    • POP3/IMAPは保存環境を共有している
    • Maildir内はnew/cur/tmpといったディレクトリ構成
    • 新着後にはnewを経てcur内に「メールファイル名:2」の形式で保存される
    • 受信後にはcur内に「メールファイル名:2,S」とファイル名を変更される
  • IMAPのみの特徴
    • IMAP用フォルダ構成はMaildir内"subscriptions"に記録されている
    • フォルダ (例:test) を作成 した場合、作った名前のディレクトリが".test"として作成される(デフォルトでは)
    • ".test"内もMaildir同様にnew/cur/tmpといったディレクトリ構成
    • IMAPの受信後真っ先に格納されるものについてはPOP3同様Maildir/curに保存され、「受信トレイ」にあたる
    • IMAPにてフォルダ移動後には「メールファイル名:2,ST」とファイル名を変更される
な、特徴がぱっと見で分かる

さて、IMAP環境に安定してcurにメールが貯まった状態で、POP3受信 (受信後削除) を行うとどうなのだろうか?どちらもcurを保存場所とするため、結果から言うと当然消えてしまう。付加された情報(例:ST)等によって受信除外等の特別な事がされるのかと思ったがそうではなかった、むしろ、IMAPの受信トレイから表示を除外する為につけているものと考えられる。

そうそうメール受信プロトコルを変えることは無いのでしょうがご注意を。喉の小骨が取れました。

Posted by uso8000k | Categories: Tech | [ツィート(笑)] | [2010/07/30/T21_16_24/]